Collection


good is good. 京都がセレクトするコレクションアイテムを一部ご紹介。


ここでご紹介する作品は、good is good.ギャラリーにて年6回開催するExhibitionの際にご覧いただけます。※常設展示・通常営業は無期限で休止となります。なお、遠方の方・インテリア建築関係の方で、オブジェ・アート作品をお探しの場合は会員様限定のオンラインストアで随時販売開始いたします。


野村瑞穂 / MIZUHO NOMURA

生き物のような有機的なフォルム。まるでいまにも動き出しそう。陶器なのにやわらかさも感じる不思議で愛らしいカタチ。富山で活動する野村瑞穂さんの作品は、どれを見ても小動物のような角のない丸みを帯びたカタチをしている。僕もそんな作品に惚れてすぐ手に入れた人。でも買える場所・見れる場所がなかなか無いもんだから、アーティストに直接連絡してその後すぐ作品を選ばせてもらいました。いまこの作品にときめいてしまった人はここで買えるのでご安心を。

野村さんの造形は”ヒトや動物”の体のフォルムからインスピレーションを得ているようで『関節』や『身体の曲線』をアーティストのフィルターを通して表現しているそう。この作品も、『人の手』の延長としてつながって伸びていくカタチをイメージしオブジェとして具現化した。

京都の大学で陶芸を学んだ野村さんは、当初デザイン科に入るか陶芸科に入るか、ぎりぎりまで悩んだという。確かに彼女の作品から感じるエッセンスは、インテリアやプロダクト・建築の要素を感じる。妹島和世や伊東豊雄の有機的な建築の中にすっと佇んでいそうだと個人的には思った。普段は富山を中心に、美術館などの大きく広い空間で大型作品の展示を行うアーティスト。そういった大型作品は、空間との関わりが大きくなり、やはり彼女の作品は陶芸というよりインテリア的な立ち位置に近いのかも。

■作品情報

・SIZE : 約W21cm×16cm×H16cm
・素材:陶器
・Price:お問合せください

野村瑞穂 / MIZUHO NOMURA

■アーティストプロフィール

1966年 富山県上市町に生まれる。
1992年 京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻修了。
1995年 富山県上市町に工房をもつ。

1990年 「朝日陶芸展」 新人陶芸賞
1991年 「長三賞展」 入選
1996年 「第3回草月花の器ビエンナーレ」 入選
1997年 「高岡クラフトコンペ」 入選
2002年 「第6回国際陶磁器展」 (美濃市) 入選

■EXHIBITION

1995/2003年 ギャラリーマロニエ (京都府)
2001/2007/2010/2012年 ギャラリーバルト (富山市)
2009年 「art box 152」 西田美術館
2015年 富山市陶芸館
2017年 「至高の精神展」 砺波市美術館 (富山県砺波市)
2017/2018/2020/2021年 ギャラリーsyn (富山市)
2017/2019/2022年 穂上画廊 (富山県入善町)

2022年5月 good is good.京都にて個展【LIVING THINGS】を開催。

野村瑞穂さんの作品は多数コレクションしています。気になる方はお問い合わせください。

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