good is good. 京都がセレクトするコレクションアイテムを一部ご紹介。


ここでご紹介する作品は、good is good.ギャラリーにて年6回開催するExhibitionの際にご覧いただけます。※常設展示・通常営業は無期限で休止となります。なお、遠方の方・インテリア建築関係の方で、オブジェ・アート作品をお探しの場合は会員様限定のオンラインストアで随時販売開始いたします。


遠藤章子 / Shoko Endo

茨城県を拠点にガラス作品をつくるガラス作家の遠藤章子さん。good is good.では、旧店舗からのお付き合いで、かれこれ4年ほどご一緒させていただいております。もともとはアート業界で活動されていた遠藤さんでしたが、お子さんが生まれてから、『ただ鑑賞するモノ』から『触れて感じられるモノ』に変えていきたいと意識が変わり、現在はてのひらで触れて楽しめるオブジェを中心にガラス作品を制作されています。

遠藤章子・ガラス作品・pebbles
glassworks | “pebbles” | Shoko Endo | 遠藤章子

海で石を拾うことが好きな遠藤さんは、この拾ったいしころの美しさを自分のガラスと一緒に、オブジェ作品として表現できないかと考え、いしころの自然そのままの佇まいを邪魔しないような、”透明の影”のような存在をガラスで制作しました。いわばいしころと常に一緒になって付いてくるパートナーのような存在。静かに互いを引き立て合う。やさしく光を帯びる姿は、砂浜でシーグラスを見つけた時のような楽しさがあります。

遠藤さんのガラス作品はひとつひとつ石膏で型をつくり、そこにガラスを詰め、電気窯で溶かし、制作した型の形に成形しています。石膏型は、ガラスを取り出す際に割ったり削ったりする必要があり(そうしないと取り出せないため) 同じものを複製できない手間のかかる手法をとられています。取り出した作品は、研磨作業とさらに化粧のペイントを施され、また電気窯にて焼き付けられます。たったひとつのちいさな作品にいくつもの丁寧な作業工程があり、アーティストの愛情を感じられます。

■作品情報

・SIZE : 約6.5cm×6.5cm×4cm
・素材:ガラス・天然石
・Price:お問合せください

遠藤 章子  /  Shoko Endo

■アーティストプロフィール

1985 新潟県三条市生まれ
2004 筑波大学芸術専門学群入学
2008 同大学卒業、就職
2010  筑波大学大学院 人間総合科学研究科
    博士前期課程芸術専攻クラフト領域入学
2012  同大学大学院修了
2012.5 – 2016.3  筑波大学芸術系特任研究員

出産を機に制作活動を一時休止、2019年より活動再開。

■EXHIBITION

2020 「新春21世紀展」(Galerie PARIS)
2020 「生命の誕生」( shop&gallery チニアシツケル)
2020 FACT X/1 2020展(GALLERYエクリュの森)

2020 Conversations VI 【 FACT x/1 】 (スパイラルガーデン)
2020 個展「思い浮かべる」(三春・cafe miharu)
2021  「新春21世紀展」(Galerie PARIS)
2021 ART BOOK / ART GOODS (BankART KAIKO)
2021 個展『光ひそむかたち』(Gallery BOÎTE)
2022 「新春21世紀展」(Galerie PARIS)
2022 個展「here, there」(三春・cafe miharu)(Gallery BOÎTE)

遠藤章子さんの作品はその他のサイズも含めて数種類保有しています。気になる方はお問い合わせください。

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